「毎月通院しているから大丈夫」という油断が招く致命的な盲点
今回は、私の現在の健康状態と、先日届いた「ある健康診断の結果」について、ありのままにお話しさせていただきたいと思います。
人生70年を過ぎると、体のあちこちにメンテナンスが必要になってきます。私自身、これまでいくつかの大きな病気を経験し、医療機関とは切っても切れないお付き合いを続けてきました。
だからこそ「自分は定期的に病院に通っているから大丈夫」という思い込みがどこかにありました。しかし、今回受けた何気ない「集団住民検診」によって、その思い込みがいかに危険なものであったかを痛感させられることになったのです。
この記事が、日頃忙しくて健診を後回しにしている方や、「持病で通院しているから健診は不要」と考えている皆様にとって、ご自身の健康を見つめ直すきっかけになれば幸いです。
これまでの病歴と「2つの医療機関」での経過観察
まず、私の通院状況と健康状態についてお話しします。
私は現在、主に2つの医療機関で経過観察を行っています。
1. 高山赤十字病院(循環器内科・外科)
2022年に「労作性狭心症のステント術」と「胃がん手術」を受けました。 術後5年間は、約3ヶ月に一度の頻度で経過観察を行います。 早いもので、すでに術後3年以上が経過しました。
この6月1日にも受診してきたばかりです。 これまで血液、CT、MRI、PET検査などを行ってきました。 幸いなことに、いずれの検査でも異常は見つかっていません。 したがって、至って順順調な経過を辿っています。
2. 中部国際医療センター(泌尿器科)
2023年7月の人間ドックで「前立腺がん」が発覚しました。 そして、こちらで手術を受けました。
先月の定期検査でも、腫瘍マーカー(PSA値)は「0.06」でした。 このように、非常に順調な推移を示しています。
【過去のがん発覚の経緯】
- 2022年6月:人間ドックで胃がんの疑い ➔ 精密検査で確定 ➔ 手術
- 2023年7月:人間ドックで前立腺がんの疑い ➔ 精密検査で確定 ➔ 手術
このように、私は2つの「がん」を経験してきました。 しかし、いずれも早期発見できたおかげで治療ができました。 そのため、今もこうして元気に過ごせています。
「通院中だから受けなくてもいい?」迷った末に受けた住民検診
このような背景があったため、7月2日に地元・下呂市で実施された「集団住民検診(がん検診・肝炎ウイルス検査など)」の案内が届いたとき、私の頭の中には一瞬、こんな迷いが生まれました。
「約3ヶ月に一度、高山赤十字病院でCTや血液検査などの精密なチェックを受けているんだから、わざわざ住民検診を受ける必要はないのではないか?」
実は、恥ずかしながら昨年(2025年)はこの「甘い考え」から住民検診をスキップしてしまっていたのです。「大病院でしっかり診てもらっているから大丈夫だろう」と高を括っていました。
しかし、今年は「せっかくの機会だし、念のために受けておこう」と思い直し、会場へと足を運びました。受診費用も手頃で、自分の体の状態を多角的に知る良いチャンスだと思ったからです。







「通院中だから受けなくてもいい?」迷った末に受けた住民検診
このような背景があったため、7月2日に住民検診の案内が届いた時、迷いが生じました。
「高山赤十字病院で定期的に検査を受けている。だから、住民検診は受けなくても良いのではないか?」
実は、恥ずかしながら昨年(2025年)は住民検診を受けませんでした。 「大病院で診てもらっているから大丈夫」という甘い考えがあったからです。
しかし、今年は「せっかくの機会だから受けてみよう」と思い直しました。 なぜなら、自分の体を多角的に知る良いチャンスだからです。
届いた封筒と「予期せぬ結果」〜便潜血陽性と要精密検査〜
受診から約3週間後、自宅に健診結果が届きました。 「今回も異常なしだろう」と思って開封しました。 ところが、そこに記載されていた内容に驚きました。
判定結果は以下の通りです。
- 肺がん(胸部X線):経過観察(自覚症状がなければ様子見)
- 胃がん(胃部X線):軽度異常(特に心配なし)
- 大腸がん(便潜血反応):【要精密検査】(1日目:+ / 2日目:+)
なんと、大腸がん検診で「2日とも陽性」という結果が出ました。
添付書類には、こう書かれていました。 「大腸に何らかの病気がある可能性があります。専門の医療機関を受診してください。」

定期的に通っている病院での検査は、主に手術部位の経過観察です。 実は、大腸の内部まではカバーされていませんでした。
つまり、「通院しているから安全」という思い込みは間違いでした。 通常の経過観察と、大腸がんの検査は別物だったのです。
即座に行動!下呂温泉病院を受診し「大腸内視鏡検査」へ
「要精密検査」の結果を見て、不安がなかったわけではありません。 しかし、私は「検査を受けるなら早い方が良い」と知っています。
そこで、結果が届いた翌日、すぐに地元の「下呂温泉病院」を受診しました。
診察室では、事前に血液検査を行いました。 その結果、異常なしと判定されました。 そのため、次回は「大腸内視鏡検査(大腸カメラ)」を受けることになりました。

大腸内視鏡検査とはどんな検査?
肛門から細いカメラ(内視鏡)を挿入し、大腸全体の粘膜を直接モニターで観察する検査です。もしポリープや早期の病変が見つかれば、その場で切除したり、組織を採取して詳しく調べることができます。
この検査を行うためには、腸の中を完全に空っぽ(綺麗)にする必要があります。そのため、検査前日の夜から当日の朝にかけて、専用の経口腸管洗浄剤(下剤)を規定の飲み方でしっかり服用しなければなりません。
病院から処方されたのが、こちらの洗浄剤です。

「サルプレップ」というペットボトルに入ったお薬で、独特の味がありますが、正確な検査を行うためにはこれをしっかり飲んでお腹を綺麗にする必要があります。前準備は少し大変ですが、自分の命を守るための大切なプロセスだと受け止めています。
今回の結果を受けた私の「心構え」とポジティブな受け止め方
「要精密検査」という結果を受けて、現在の私の心構えですが、正直なところ、それほど悲観はしておりません。
そう考える理由は3つあります。
- 自覚症状がまったく無いこと 現在、お腹の痛みや血便(肉眼で見えるもの)、便秘や下痢の繰り返しといった自覚症状は一切ありません。
- 胃がん・前立腺がんを克服してきた経験 「がんは早期発見・早期治療さえすれば、治せる病気である」という実体感と確信があるからです。
- 大腸がんは早期治療で高い確率で治る病気であること 同封されていた啓発パンフレット(NPO法人ブレイブサークル発行)にも明確に書かれていました。 「大腸がんは早期に見つけて治療すれば、92%以上が治る」


大腸がんは、進行すると非常に恐ろしい病気ですが、早期の段階(ステージIなど)で発見できれば、内視鏡手術などで身体への負担も少なく完治を目指すことができます。
悲報から学ぶ「油断禁物」の教訓
しかし、どれだけ「早期発見なら治る」と言っても、油断は絶対に禁物です。
つい最近の悲しいニュースですが、日本を代表する著名な推理作家である東野圭吾さんが、68歳という若さで大腸がんのためお亡くなりになりました(※ニュース等で報じられた悲報に接し、深くお悔やみ申し上げます)。
どれほど知識があり、社会的に成功されている方であっても、病魔は容赦なく忍び寄ってきます。発見が遅れてしまえば、現代医療をもってしても手を尽くせなくなるのが「がん」という病気の恐ろしさです。
そう考えると、今回の私のケースは「まさに間一髪の幸運(ラッキー)」だったとしか言いようがありません。
もし今年、「病院に通っているから」と高を括って住民検診を受けずに放置していたらどうなっていたでしょうか? もし大腸に小さなポリープや早期がんが隠れていたとしたら、来年や再来年、自覚症状が出た頃には進行がんとなり、「手遅れ」になっていた可能性も十分に考えられます。
昨年スキップしてしまった分、今年思い直して検診を受けた自分を、今では「よくやった」と褒めてあげたい気持ちです。
読者の皆様へ〜「受けない理由」を探さないでください〜

今回の私の体験を通して、ブログの読者の皆様に一番お伝えしたいのは、「定期検診(がん検診)の重要性」です。
日常の忙しさや、「結果を見るのが怖い」「自分は健康だから大丈夫」「通院しているから必要ない」という理由で、健診を後回しにしていませんか?
- 自覚症状が出てからでは遅いことが多い
- 大病院の定期受診(特定部位の観察)と、全体のスクリーニング検診は別物である
- 早期発見できれば、がんは怖くない病気になりつつある
パンフレットの表紙にあった「受けない理由を探さないで」という言葉が、今とても心に刺さっています。
検査結果がどうであれ、現実から目を背けずに早期に発見・対処できる機会を得られたことは、人生における大きなプラスです。
私は今後8月10日に大腸内視鏡検査に臨みますが、過度に恐れることなく、しっかりと自分の体と向き合ってこようと思います。検査の結果については、また追ってこのブログでご報告させていただきます。
皆様もぜひ、ご自身のため、そして大切なご家族のために、年に一度の定期検診・がん検診を必ず受診してください!
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