胃がん発覚から手術までの経緯
検査で胃がんが発覚後、手術後の経過観察までは以下の通りです。(2024年7月16日投稿のブログ内容と一部重複箇所があります)
2022年6月28日:初回診断
- 病院:下呂温泉病院
- 検査:人間ドックでの上部消化管検査(胃部X線)
- 診断: 体部(下)公部壁粘膜集中の疑い 体部(下)アレア異常の疑い 前庭部ア レア異常の疑い 食道裂孔ヘルニア 高山赤十字病院での精密検査
検査結果:胃に腫瘍が確認される (高山赤十字病院)
- 手術:2022年10月6日実施
- 場所:高山赤十字病院 担当部署:外科
- 入院期間:10月5日から10月19日
- 手術内容:幽門側胃切除術(胃を2/3切除)および胆嚢摘出術
- 手術時間:約3時間
- 手術結果:スムーズに行われた
術後の診断結果と治療計画 術後の診断結果
- がんの種類:希少がん(胎児性胃がん)
- ステージ:3b
- リンパ節の状態:5つのリンパ節にがん細胞が確認された
治療計画
- 抗がん剤治療:1年間のエスワン(S-1)治療
- 定期的な検査:MRI検査、CT検査、PET検査、尿検査、採血等
入院生活について
- (1)手術前日に簡易検査の実施
手術に関する同意書提出
看護師からの「転倒・転落に関する説明書」等の手術に関する説明 - (2) 手術日当日 手術予定時間は9時から14時で、実施時間は3時間弱で完了
後日、組織調査の結果、希少胎児性胃がん、ステージ3bであることが判明
数日後に1年間の抗がん剤治療が決定 - (3) 手術翌日 主治医から病院内での散歩を勧められる
- (4)手術後初めての食事 手術後4日目に最初の食事(重湯と具なし味噌汁)
各項目ごとの補足説明と感想
- (1) 手術前日に簡易検査の実施について 自覚症状は全くなく、がんを告知された時にも、人間ドックで腫瘍が見つかっていたため予想ができ、驚きは少なかったです。手術までの10日間を利用して東北地方へ旅行し、手術前日は良く寝ることができました。
- (2)手術日当日 朝から点滴を打たれ、全身麻酔で手術を受けました。術後は鼻から人工呼吸用のチューブ、点滴のチューブ、腹から水を抜くチューブ、局部から自動排尿するチューブがあり、痛みと異物感で一睡もできませんでした。
- (3) 手術の翌日 主治医から立って歩くように言われ、看護師の助けを借りて立ち上がることができました。寝てばかりいると胃が一カ所に固まってしまうため、歩くことが重要でした。
- (4) 手術後最初の食事 10月6日に手術を行い、4日後の10月10日に最初の食事(重湯と具なし味噌汁)を摂りました。味はよく覚えていませんが、無事に食べることができました。
退院後の生活の変化について
(1) 抗がん剤による治療
タイホウ薬品のエスワンという錠剤を朝晩1日2回1年間服用しました。副作用もなく、普通に生活できました。
(2) 手術後の経過観察検査
血液検査
- 頻度:通常は3〜6ヶ月ごとに実施
- 内容:腫瘍マーカー(CEAやCA19-9など)、血液一般検査、肝機能・腎機能検査
画像診断
- 頻度:術後1年目は3〜6ヶ月ごと、その後は半年から1年ごとに実施
- 内容:CTスキャンやMRI、PETスキャンなどを使用して再発や転移の有無を確認
内視鏡検査(胃カメラ)
- 頻度:術後1年目は半年に1回程度、その後は1年ごとに実施
- 内容:残存胃や吻合部のチェック、再発の有無を確認
- その他の検査:超音波検査も実施
(3)定期検査の目的
- 再発の早期発見:再発や転移の早期発見と治療のため
- 合併症の管理 :手術や抗がん剤治療による合併症の管理と治療のため
- 全身状態の確認:患者の全身状態を確認し、適切なサポートを提供するため
まとめ
胃がんの転移防止を目的として、上記の抗がん剤服用と定期検査を実施してきました。定期検査は問題なく受けており、再発や転移の兆候もありませんでした。 そのため、日常生活に戻ることができ、胃がんについて深く考えることはほとんどありませんでした。この2年間、胃がんを意識することなく過ごせていました。 胃を2/3切除しても食欲は減退せず、体重も増加しました。
結論として、胃がんになって生活面が大きく変わったことはありませんでした。 普段と変わらない、通常通りの生活が送れていました。
胃がんの経験は過去のことであり、現在は将棋に集中するために前立腺がん等の克服を目指しています。
ベクトルは、ずっとこっちではなく、あっち(将棋で輝く)を向いています。
【挑戦の先にある未来】
遠い彼方、未知なる景色。
一歩ずつ、足を進める。
その一瞬一瞬が、永遠に続く旅のように。
未知の景色を探し求める。
その景色を、永遠に見られないかもしれない。
触れることさえも、許されないかもしれない。
それでも、心は問いかける。
果てなき夢の向こうに、どんな景色が広がっているのだろうか。
by bear2