健康状態の変遷とセカンドオピニオンの有無について
2021年までの私は、特に大きな病もなく、全く健康体で過ごすことができました。しかし、2022年に入ると立て続けに大きな病気と向き合うことになりました。以下にその経緯を簡単に追ってみます。
1. 労作性狭心症
- 2022年2月15日・3月8日:第1回・第2回の手術を高山赤十字病院の循環器第二内科で実施。この診断・治療により身体障害者3級の認定を受け、同年6月より医療費が全額無料となる。
- セカンドオピニオン:無
- 2022年3月31日:第3回の手術を富山大学附属病院の第二内科で実施。
- セカンドオピニオン:無
2. 胃がん
- 2022年10月6日:高山赤十字病院外科で手術を実施。
- セカンドオピニオン:無(少しの考慮)
3. 涙道狭窄症
- 2023年6月19日:高山赤十字病院眼科で診察。
- セカンドオピニオン:無
- 2023年8月24日:富山大学附属病院眼科で手術を実施。
- セカンドオピニオン:無
4. 前立腺がんの疑い
- 2023年11月6日:高山赤十字病院泌尿器科で生検を実施。
- セカンドオピニオン:無
- 2024年5月13日:再度生検を実施し、前立腺がんであることが判明。
- セカンドオピニオン:無
5. 前立腺がん
- 2024年6月12日:高山赤十字病院泌尿器科でホルモン療法、放射線治療を開始。
- セカンドオピニオン:無(少しの考慮)
6. 涙と鼻水が止まらない症状
- 2024年6月17日:中部国際医療センター腎臓内科で診察。
- セカンドオピニオン:有
これらの結果を見てみると、セカンドオピニオンを受ける機会は9回ありましたが、実際にそれを受けたのは1回にとどまりました。
セカンドオピニオンを受けた理由
涙と鼻水が止まらない症状については、1年以上続いており、現行の医療機関に頼るだけでは改善が見られなかったため、新たな可能性を求めて違う医療機関に頼ることにしました。
セカンドオピニオンを考慮した理由
胃がんの場合
検査で発見された胃がんについては少し迷いました。かかりつけの高山赤十字病院の外科医からは手術を勧められましたが、名古屋大学附属病院や中部国際医療センターでセカンドオピニオンを求めることで、手術以外の選択肢やより精密な検査が提供される可能性を考慮しました。しかし、最終的には高山赤十字病院に任せることにしました。その理由としては、主治医が信頼できるベテランの外科医であり、地元での通院を優先しました。
結果としての高山赤十字病院での手術が成功し、その後の治療も順調に進んでいることから、良い選択だったと言えます。患者としての安心感や通院のしやすさも治療の一部と考えると、総合的に見て適切な判断だったと思います。
前立腺がんの場合
前立腺がんの治療についても少し悩みました。高山赤十字病院では手術か放射線治療の選択肢が提示され、中部国際医療センターでの陽子線治療も考慮しました。しかし、通院時間の長さや治療期間の長さを考え、高山赤十字病院で放射線治療を受けることに決めました。
選択のポイント
私自身の経験を下に、選択のポイントとして考えられる幾つかの点を整理します。
- 病院の選択
- 病院選びでは、自宅からのアクセスや通院のしやすさが重要です。特に長期の治療や頻繁な通院が必要な場合、通院のストレスや体力の負担を軽減するために、近くの病院を選ぶことが理にかなっています。
- 施設の設備
- 治療に必要な最新の設備が整っているか、特定の病気や症状に対して高度な治療が可能な施設を選ぶことも考慮する対象となります。
- 医師の経験と専門性
- 医師の経験と専門性も選択の基準となります。病気や手術の経験が豊富な医師を選ぶことは、治療の成功率を高める重要な要素です。特に希少な病気や複雑な症状の場合、その分野の専門医の診察を受けることで、より適切で効果的な対応が期待できます。私の外科主治医の場合、1000例以上の手術経験がありました。
- 治療法の選択肢
- 治療法の選択肢も重要です。病院が提供する治療法が多様であるかを確認し、手術だけでなく放射線治療や化学療法、最新の治療法など、複数の選択肢があるかどうかを調べてみることも大切です。各治療法のリスクや副作用について詳しく説明を受け、自分にとって最適な治療法を選ぶことが必要です。私の場合、前立腺がんの治療目的で、中部国際センターの【陽子線治療】に付いて調べたりもしました。最終的に高山赤十字病院の泌尿器科の先生と相談した上、自分が納得した上で地元での放射線治療を選ぶことにしました。
セカンドオピニオンの重要性
セカンドオピニオンは、異なる医師の意見を聞くことで、現在の診断や治療法が最善かどうかを確認できます。セカンドオピニオンを求めることは、自分の健康を守るための重要な手段だと思います。最終的には、患者自身が納得できる選択をすることが最も重要です。どちらの選択が絶対に正しいというわけではなく、状況や個々の事情に応じた最善の判断がなされるべきです。