前立腺がんの治療法には、放射線治療、手術、そして陽子線治療など、いくつかの選択肢があります。
私はそれぞれの利点とリスクを比較検討したうえで、最終的に「陽子線治療」を選びました。
ここでは、その判断に至った経緯と理由を整理します。
陽子線治療を選んだ3つの理由
1️⃣ 経済的負担の軽減
最初の決め手は、経済面での安心感でした。
健康保険の適用外ではあるものの、加入している医療保険で全額補償されることを確認できたため、治療費に対する不安が大きく和らぎました。
2️⃣ 副作用が少ない
次に注目したのは、副作用の少なさです。
陽子線治療は、一般的な放射線治療と比べて体へのダメージが少なく、負担が軽いとされています。
特に、涙や鼻水といった症状ががんに関連している可能性を考えると、より安全で体にやさしい治療法だと感じました。
3️⃣ 被ばくリスクの低減
私は過去に胃がんの手術を受けており、放射線被ばくへの注意が欠かせません。
その点で、陽子線治療はがん部位のみにエネルギーを集中照射できるため、周囲臓器への影響を最小限に抑えられます。
結果として、長期的な健康リスクを減らせると判断しました。
放射線治療との比較
放射線治療のメリット
一般的な放射線治療は、全国の多くの病院で受けられる点が大きな利点です。
また健康保険が適用されるため、経済的負担も比較的軽く済みます。
さらに、**高精度放射線治療（IMRT）**などの技術進歩により、正常組織への影響も少なくなってきています。
放射線治療のデメリット
ただし、皮膚炎や直腸・膀胱へのダメージといった副作用が一部で報告されています。
これらの症状が長期に及ぶこともあり、慎重な経過観察が必要です。
陽子線治療の特徴
メリット
陽子線治療は、がん細胞だけを高精度に狙える点が大きな強みです。
副作用が極めて少なく、周囲の健康な組織を守れるため、生活の質（QOL）を保ちやすい治療といえます。
デメリット
一方で、国内の施設数はまだ限られています。
そのため、治療までの待機期間が長くなる場合があります。
また費用も高額になる傾向があるため、事前に保険補償内容をしっかり確認しておく必要があります。
最終的な結論
以上の比較を踏まえ、私にとって最適なのは陽子線治療であると判断しました。
理由は以下の3点に集約されます。
- 医療保険の補償により経済的負担を軽減できること
- 副作用が少なく、体へのダメージを抑えられること
- 胃がん手術の既往を考慮しても、被ばくリスクが最小限であること
今後は担当医と詳細を相談し、最終的な治療方針を決定します。
明日は中部国際医療センターの泌尿器科を受診予定です。
新しい一歩を踏み出すため、最善の選択をしていきたいと思います。ーへの紹介状を書いてもらおうと思います。
