はじめに ― 認定後に向き合うことになった「運動」
身体障害者3級の認定を受けて以来、私の生活は大きく変わりました。
しかし、それは活動を制限されたという意味ではありません。
むしろ、自分の体とどう付き合うかを真剣に考えるようになったという変化でした。
特に意識するようになったのが、運動の強さです。
というのも、無理をすれば体調を崩す可能性があり、一方で、動かなければ体力は確実に落ちていくからです。
そこで出会った考え方が、中強度(モデレート)運動でした。
中強度(モデレート)運動とは何か
まず中強度運動とは、息が少し弾むものの、会話はできる程度の運動強度を指します。
具体的には、心拍数がやや上がり、軽く汗ばむ程度が目安です。
つまり、「きつすぎず、楽すぎない」状態です。
一般的に、最大運動能力の40〜60%程度とされており、そのため、身体に過度な負担をかけずに続けやすい運動とされています。
中強度運動としての散歩
その代表例が、やや速めの散歩です。
なぜなら、特別な道具が不要で、自分の体調に合わせて強度を調整できるからです。
実際に、私も主治医から「無理のない運動を続けましょう」と勧められたことをきっかけに、散歩を始めました。
散歩を習慣化した私の実体験
現在では、1日30分から1時間ほど、飛騨川公園を歩くのが日課になっています。
すると、自然の中を歩くことで呼吸が整い、気分も落ち着くようになりました。
また、頭の中が整理される感覚もあります。
このように、散歩は中強度運動を生活に落とし込む最も自然な方法だと感じています。



中強度運動として散歩を続けた結果
散歩を継続することで、体と心の両面に変化がありました。
身体面での変化
- 心肺機能の維持
- 血流の改善
- 体力の底上げ
- 疲労回復が早くなった実感
精神面での変化
- 不安感の軽減
- 睡眠の質の向上
- 前向きな気持ちの維持
その結果、今年3月には障害等級が3級から4級へと改善しました。
すべてが散歩のおかげとは言い切れませんが、
日々の中強度運動が、確実に良い方向へ働いていたと感じています。
散歩は「最も安全な中強度運動」
散歩には、次のような健康効果があります。
- 心肺機能の向上
- 血圧の安定
- コレステロールバランスの改善
- 血糖値管理への寄与
- 筋力・骨密度の維持
- ストレスの軽減
これらは、激しい運動を行わなくても得られる効果です。
だからこそ、散歩は身体障害者にとって最も現実的で安全な中強度運動だと感じています。
散歩以外の中強度運動としての挑戦
散歩を土台に、私は少しずつ活動の幅を広げてきました。いずれも、無理をせず、息が上がりすぎない範囲を意識した行動です。
急勾配を登り切ったとき、体力の回復を実感できた瞬間は、大きな自信につながりました。




中国地方の城巡り(3日間)
(岡山城・鬼ノ城・備中松山城・津山城・松江城)



上高地・明神池までの往復トレッキング(約2時間)


下呂市小坂町・巌立峡での滝巡り(約3時間)
中強度運動として散歩を続けた結果
その結果、身体と心の両面に変化が現れました。
まず身体面では、心肺機能の維持や血流の改善を実感しています。
さらに、疲労回復が早くなったようにも感じます。
一方で精神面では、不安感が軽減し、睡眠の質も向上しました。
こうした積み重ねの中で、今年3月には障害等級が3級から4級へと改善しました。
まとめ
このように、中強度(モデレート)運動とは、「頑張らないからこそ続けられる運動」です。
そして、散歩は身体障害者である私にとって、最も安全で、最も効果を実感できる方法でした。
だからこそ、これからも私は、この“ちょうどいい運動”を生活の一部として続けていきたいと思います。
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