健康管理法としてのスマートウォッチ活用
心臓カテーテル治療を受け、心臓機能障害の診断により身体障害者3級の認定を受けました。
前回のブログでも触れましたが、日常生活で大きな不便は感じていません。
しかし、治療後の生活を通じて、健康への意識は大きく変わりました。
今回は、健康管理法の一つとして私が実践している「スマートウォッチによる健康管理」について紹介します。
スマートウォッチ導入のきっかけと目的
健康に不安を抱える友人の勧めで、アップルウォッチを購入しました。価格は約6万5千円。
最初は半信半疑でしたが、実際に使ってみると、体調の変化を可視化できることが非常に役立ちました。
以来、スマートウォッチは私の毎日の健康管理法に欠かせない存在となりました。
導入後はヘルスケアアプリと連携し、心拍数や睡眠、運動量を自動で記録しています。
これにより、自分の生活リズムや体調変化を把握できるようになり、健康意識が格段に高まりました。
スマートウォッチが支える具体的な健康管理法
スマートウォッチで行える健康管理は多岐にわたります。以下のような機能を日常的に活用しています。
- 心拍数モニタリング:異常があると即座に通知。心臓病持ちには重要な機能です。
- 運動トラッキング:歩数・距離・消費カロリーを自動で記録。運動不足を自覚できます。
- 睡眠解析:深い睡眠・浅い睡眠を分析し、質の改善に役立ちます。
- 血中酸素濃度の測定:呼吸機能の変化を把握し、体調悪化の早期発見に貢献。
- ストレスチェック:心拍変動を解析して精神状態を数値化。リラックスの必要性を可視化。
- 心電図(ECG)測定:不整脈を検知し、記録を医師に共有可能。
これらの機能を組み合わせることで、従来の感覚的な健康管理から、データに基づいた科学的な健康管理法へと進化しました。
緊急時に役立つスマートウォッチの安全機能
スマートウォッチは、万が一の事態にも備えられる安心のツールです。
- 緊急SOS機能:サイドボタンを長押しすると、登録した家族に自動で連絡と位置情報を送信。
- 転倒検出機能:転倒を感知すると、一定時間応答がない場合に自動で救助信号を送ります。
- 医療情報共有機能:持病・服薬・アレルギー情報を登録しておくと、救急時に医療従事者が確認可能。
これらは特に、身体障害者や高齢者にとって心強い機能です。私も「緊急SOS設定」を家族3名に登録しており、より安心して生活できるようになりました。
AI時代の健康管理法 ― 予防医療との融合
近年では、AI技術がスマートウォッチの精度を飛躍的に高めています。
AIが心拍の微妙な変化や睡眠の質を解析し、体調異変を早期に警告。
医療機関を受診する前に、異常のサインを自覚できるようになりました。
特に、AIと連動した健康管理法は、予防医療という観点からも重要です。
データを蓄積することで、医師との診察時に客観的な情報を提供できるのも大きな利点です。
日常生活で感じる変化と気づき
私はアップルウォッチをほぼ一日中身につけています。
「スタンドの時間です」と通知がくると、椅子から立ち上がって軽く体を動かします。
また、1日の歩数や心拍の変化をグラフで見ることで、体調の良し悪しを感覚的に掴めるようになりました。
特に印象的なのは、目標を達成したときに表示される「よくできました!」というメッセージ。
音ではなく静かな振動で知らせてくれるので、外出先でも気を使わず使えるのが魅力です。
まとめ ― スマートウォッチで築く自分流の健康管理法
心臓疾患を抱え、身体障害者3級となっても、私は日常生活を前向きに過ごせています。
その支えとなっているのが、スマートウォッチを中心とした健康管理法です。
AIと連動したデータ分析や緊急通知機能によって、今では「安心」と「自立」を両立できています。
スマートウォッチは、単なるデジタル機器ではなく、私にとって“健康を見守るパートナー”。
今後もこのテクノロジーを活かし、無理なく続けられる健康管理法を実践していきたいと思います。
身体障害者の等級と障害程度
身体障害者の等級は、障害の程度によって1級から6級までに分けられます。
等級が低いほど重度の障害を示し、高いほど軽度となります。
以下は、一般的な等級区分とその一例です。
- 1級:常に介護が必要。両眼の視力が0.01未満、または完全四肢麻痺など。
- 2級:多くの介助が必要。両下肢麻痺など。
- 3級:一部の介助が必要。片腕の機能を失った場合など。
- 4級:おおむね自立しているが、部分的に介助が必要。
- 5級:ほぼ自立しており、軽度の支障がある程度。
- 6級:生活に支障は少ないが、一部に困難がある状態。
このように、等級は日常生活の自立度に応じて決められています。
また、認定は医師の診断書や自治体の判断によって異なります。
そのため、詳しくは福祉課や専門医に相談することが大切です。
現在使用中の薬の種類・量と効用
以下は、私が日常的に服用している薬の一覧です。
心臓手術後の経過を安定させ、血流や脂質バランスを保つために処方されています。
| 薬名(一般名) | 1回の服用量・回数 | 主な効用・目的 | 備考 |
|---|---|---|---|
| エフィエント錠(3.75mg) | 朝食後に1錠 | 血小板の働きを抑え、血液を固まりにくくする。心筋梗塞やステント閉塞の再発予防。 | 抗血小板薬(プラスグレル) |
| ビソプロロールフマル酸塩錠(2.5mg) | 朝食後に1錠 | 心拍数を安定させ、狭心症や高血圧を防ぐ。心臓への負担を軽減。 | β遮断薬 |
| ロスバスタチン錠(5mg) | 朝食後に1錠 | LDLコレステロール(悪玉)を下げ、動脈硬化を予防。 | スタチン系脂質低下薬 |
| エナラプリルマレイン酸塩錠(2.5mg) | 朝食後に1錠 | 血管を拡張し、血圧を下げる。心臓の働きを助ける。 | ACE阻害薬 |
| ロスーゼット配合錠HD | 朝食後に1錠 | コレステロール合成と吸収を同時に抑える。脂質異常症の改善に有効。 | スタチン+エゼチミブ配合薬 |
| パルモディア錠(0.1mg) | 朝食後と夕食後に各1錠 | 中性脂肪を減らし、HDLコレステロール(善玉)を増やす。脂質バランスを整える。 |

補足説明
これらの薬はいずれも、冠動脈ステント治療後の再発予防や血管・脂質バランスの維持を目的としています。
服薬は朝が中心で、夕食後は「パルモディア錠」のみ。
合計6種類(朝6錠・夕1錠)を継続しています。 (注:2025年6月1日時点で夕1錠は改善が確認されたので取り止め)

