はじめに
私は心臓の病気をきっかけに、身体障害者3級(心臓機能障害)の認定を受けました。
この認定は突然決まったものではなく、発症、検査、治療を重ねた結果として、医学的に判断されたものです。
この記事では、まず3級に認定されるまでの経緯を整理し、その後で身体障害者3級とは何か、どのような考え方の制度なのかを分かりやすく説明していきます。
私が身体障害者3級の認定に至った経緯
ここからは、私のケースを時系列で整理します。読み返しても分かるように、あえて箇条書きを細かくしました。
2021年12月の暮れ
実家近くの坂道を上っている最中に、心臓が締め付けられるような息苦しさと胸の痛み。その場で立ち止まり、約10分間ほど動けない状態になりました。
休むと一旦は落ち着いたものの、「これは拙い。このまま放ってはおけない」と強い不安。
2022年1月7日
地元の内科(中田医院)を受診し、心電図検査。
波形に乱れ(異常所見)があり、紹介状を書いてもらう。
その後(紹介受診)
高山赤十字病院で精密検査。結果として労作性狭心症と診断。
冠動脈が狭くなり、心筋への血流が不足して胸痛や息切れが出るタイプ、と説明を受けました。
2022年2月14日 入院(高山赤十字病院 循環器内科)
翌日 2月15日 に 冠動脈カテーテル治療(PCI)。
2月16日 退院。
2022年3月8日 入院(高山赤十字病院 循環器内科)
翌日 3月9日 に PCI。
3月10日 退院。
2022年3月23日
循環器内科の担当医により、身体障害者診断書・意見書が作成。
3級相当に該当。障害名は心臓機能障害。
2022年3月30日 入院(富山大学附属病院 第二内科)
翌日 3月31日 に 経皮的冠動脈ステント留置/PCI。
4月1日 退院。
施設が変更になった理由は、3本のステントを入れる予定のうち、残り1本で使用するドリル径の在庫が富山大学附属病院にしかなかったためです。
2022年6月
手術後も心臓機能に一定の障害が残り、身体障害者手帳3級の認定。
身体障害者3級とは何か
身体障害者手帳は、身体機能の障害が一定以上ある場合に交付され、等級は1級から6級までに分かれています。
その中で3級は「中等度の障害」に位置づけられる等級です。
日常生活の多くは自力で行える一方で、身体機能の一部に明確な制限があり、長期的な配慮や管理が必要な状態とされています。
重要なのは、3級が「軽い」「重い」といった感覚的な区分ではなく、医学的な評価に基づいて判断される制度上の区分であるという点です。
心臓機能障害における3級の考え方
心臓機能障害の場合、等級は病名だけで決まるわけではありません。
治療後も残る心臓の機能制限や日常生活への影響を、医師が総合的に判断します。
具体的には、
- 労作時の息切れや胸苦しさ
- 心臓のポンプ機能の低下
- 再発リスクを踏まえた継続的な管理の必要性
といった点が考慮され、診断書・意見書として整理されます。


身体障害者3級で考えられる支援の例
身体障害者3級になることで、自治体や条件によっては、次のような支援の対象となる場合があります。
- 医療費助成や医療制度上の支援
- 交通機関や公共料金の割引・減免
- 福祉サービスへのアクセスのしやすさ
ただし、これらはすべて自動的に受けられるものではなく、申請や確認が必要です。内容も自治体ごとに異なるため、市町村窓口での確認が欠かせません。
認定を受けて感じた現実的な変化
身体障害者3級の認定によって、生活が劇的に変わったわけではありません。
しかし、自分の体調を過信しなくなったという点では、明確な変化がありました。
特に大きかったのは、服薬管理が日常生活の中心になったことです。
現在は、朝食後と夕食後に、それぞれ決められた薬を服用する必要があり、合計で6種類の薬を毎日欠かさず飲む生活になりました。
飲み忘れは体調悪化に直結するため、時間や食事のリズムを意識せざるを得ません。
外出や予定を組む際も、服薬のタイミングを基準に考えるようになりました。
また、「今日は少し無理ができそうだ」という感覚よりも、
薬に頼って体調を維持しているという現実を意識する場面が増えました。
その結果、以前のように勢いで動くことは減り、
体調の変化に早めに気づき、ペースを落とす判断をするようになっています。
まとめ
身体障害者3級の認定は、生活を制限するためのものではなく、自分の身体の状態を客観的に知るための指標だと感じています。
正しく制度を理解することで、不安は整理され、必要な支援にもつながりやすくなります。
もし体に違和感を覚えているのであれば、自己判断せず、早めに医療機関を受診することが何より大切だと思います。

