激動の3年間を経て、いま穏やかな日常へ
医療機関の適切な連携と継続的なフォローに支えられ、現在は大きな制限のない穏やかな生活を送ることができています。
確かに「激動の3年間」という言葉のとおり、短期間のうちに4度の手術を経験しました。
しかし今振り返ると、それぞれの治療が確実に次の回復へとつながっていたと感じています。
これまでに受けた手術は、次の四つです。
2022年2月15日~3月31日
病院:高山赤十字病院/富山大学附属病院
手術名:労作性狭心症に対する経皮的冠動脈ステント留置術
2022年春、日常生活の中で息苦しさを覚えたことが最初の異変でした。
精密検査を受けた結果、労作性狭心症と診断され、原因は冠動脈の狭窄であることが判明しました。
そのため、血流を改善する目的で、カテーテルによるステント留置術が実施されました。
治療は高山赤十字病院と富山大学附属病院で段階的に行われました。
幸いにも処置中の痛みはほとんどありませんでした。
結果として、術後は息苦しさが消失し、胸部の圧迫感から解放された安堵感を今もはっきりと覚えています。

(心臓とステント治療を象徴する図)
身体障害者3級と認定された経緯と冠動脈カテーテル治療について の詳細はこちら
2022年10月6日
病院:高山赤十字病院
手術名:希少胃がんによる胃の約3分の2摘出術
その後、人間ドックで胃に異常が見つかりました。
精密検査を進めたところ、希少がんの一種である胃がんと診断されました。
このため、胃の約3分の2を切除する手術を受けることになりました。
術後は一年間、経口抗がん剤による治療を継続しました。
一方で、食生活の変化や体力の回復には時間を要しました。
それでも現在は経過観察を続けながら、安定した状態を保っています。
胃がん手術後の生活の変化とその後の経過【2年間の実体験記】 の詳細はこちら

2023年8月24日
病院:富山大学附属病院
手術名:右目の涙管(涙腺)手術
さらに以前から続いていた涙や鼻水が止まらない症状に対し、右目の涙管手術を受けました。
手術自体は比較的軽度で、身体への大きな負担はありませんでした。
とはいえ、現在も程度は軽いものの、涙や鼻水が出やすい状態が続いています。
この症状だけが、今もなお日常生活における唯一の悩みといえます。
2024年9月5日
病院:中部国際医療センター
手術名:前立腺がん手術
そして定期検査をきっかけに、前立腺がんが見つかりました。
治療方針を慎重に検討した結果、手術を選択しました。
中部国際医療センターにて手術が行われ、術後の経過は良好です。
現在は副作用もなく、定期的な経過観察を受けながら、日常生活を問題なく送ることができています。
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涙管手術を経て ― 三年間の総括
翌年の2024年、富山大学附属病院で涙管拡張の手術を受けました。振り返れば、わずか三年間で四度の手術を経験したことになります。**ですが、**いま穏やかな日常を取り戻せていることに深い感謝があります。
病を重ねるごとに、命の尊さと人の温かさを実感しました。同時に、医療技術の進歩や支えてくださる人々への敬意も強まりました。こうした経験の一つひとつが、私をより前向きに、そして強くしてくれたのだと信じています。
セカンドオピニオンを通じて見えた“信頼と希望”──がん・涙管手術を経て学んだ3つのこと の詳細はこちら
新たな決意 ― 将棋に懸ける思い
闘病の日々は、「なぜ生かされているのか」を問い直す時間でもありました。
その答えの一つとして、いま私は将棋に真剣に向き合っています。
将棋は、病を超えて自分を鍛え、心を磨く学びの場です。
年齢に関係なく成長できることを、自らの歩みで証明したいと考えています。
これからだと思える自分がいる限り、挑戦は終わりません。
どんな試練も、前へ進むための一手――
その信念を胸に、これからも歩み続けます。

