逆境を超えて、いまも進化中 — 病魔に負けず将棋に挑む

その他

ブログを始めたきっかけ

年齢を重ねると、本当に考える力は衰えるのか。
それとも努力次第で、若い頃と同じレベルを維持できるのか。
そんな疑問を胸に、将棋を通じて脳力の衰えを検証するために始めたのが、このブログでした。

しかし、その矢先に発覚した胃がんが、私の人生観を大きく変えました。
ブログのテーマも、「脳力の維持」から「病魔を超えて将棋で輝く」へと進化したのです。
この経験が、私に新たな挑戦の意味を教えてくれました。


将棋は「脳」と「心」を鍛える道

将棋は頭脳の極致とも言える競技です。
集中力、判断力、そして精神力が問われます。
だからこそ、この世界で結果を出せれば、脳の力がまだ衰えていない証拠になると感じました。

一方で、将棋は単なる勝負ではありません。
自分自身の弱さや限界と向き合う場でもあります。
大会に出るたびに体調や年齢の壁を感じますが、それでも前進し続ける意思こそが鍛えられていくのです。


病気との闘い ― 四つの手術とその後

ここでは、私が経験した四つの大きな病気と、それを乗り越えた経過を整理してまとめます。


① 心臓ステント手術(2022年2月)

高山赤十字病院で二回、富山大学附属病院で一回、冠動脈カテーテル治療(PCI)を受けました。
発症のきっかけは、坂道を登ったときの息苦しさ。診断は労作性狭心症でした。

その後、息苦しさは解消し、現在は血圧降下剤や血液サラサラ薬を六種類服用しています(当初は十二種類)。
身体障害者三級の認定を受け、一年後に四級に更新。医療費助成も受けられるようになりました。
経済的な負担が軽減され、安心して治療に専念できるようになったことが何よりの救いでした。


② 胃がん手術(2022年10月)

高山赤十字病院で胃の三分の二を切除。診断は希少な胎児性胃がんでした。
通常は体重減少や食欲不振が懸念されます。
ところが、私の場合は食欲旺盛で体重も微増。術後も順調に回復しました。

抗がん剤治療を一年間継続し、現在は五年間の経過観察中です。
最新の検査でも異常はなく、体調は安定しています。
手術直前に訪れた東北旅行の思い出が、今も心の支えになっています。


③ 涙管拡張手術(2023年8月)

富山大学附属病院眼科で、涙管の詰まりを広げる手術を日帰りで実施しました。
涙と鼻水の異常分泌はやや改善しましたが、完全には治っていません。
食事中に鼻水が増えることもあり、ティッシュの消費は相変わらず多い状態です。
それでも、気にしすぎず前向きに日常を送ることが大切だと感じています。


④ 前立腺がん手術(2024年9月)

中部国際医療センター泌尿器科で、ロボット支援による前立腺全摘手術(ダヴィンチ手術)を受けました。
手術から半年が経ち、体調は順調に回復。
懸念されていた尿漏れも完全に解消し、今は日常生活を安心して送れています。
再発の可能性には注意しつつ、定期検査を欠かさないようにしています。


病を超えて、今も前へ

四つの大病を経験しながらも、私は今日も将棋に挑み続けています。
もちろん、将来また何かが起こるかもしれません。
それでも、たとえ再発があっても「落ち込まず、前向きに取り組む」という信念は変わりません。

悲観せずにここまで生きてこられたのは、自分の楽観的な性格のおかげだと思っています。
だからこそ、この人生を「試練ではなく挑戦」として受け止められるのです。


まとめ ― 病魔を超えて将棋で輝く

今の体調は安定し、毎日を感謝とともに過ごしています。
将棋を通して培った集中力と粘り強さは、病気克服にもつながりました。
これからも「病魔を超えて将棋で輝く」というテーマを胸に、一歩ずつ前へ進んでいきます。

今の体調はどうなのか?4つの大病を乗り越えての詳細はこちら

タイトルとURLをコピーしました