はじめに ― 再び上高地へ
3年前に労作性狭心症と診断され、ステント手術を受けてからというもの、健康維持のために日々の散歩を続けています。
その延長として、トレッキングにも積極的に挑戦する気持ちになりました。
今年の夏には乗鞍岳登山にも挑戦し、そして今回はその流れで、毎年訪れている上高地を秋の紅葉シーズンに歩くことにしました。
出発 ― 新しいスタート地点「あかんだな駐車場」
例年は「平湯バスターミナル」からシャトルバスで上高地に入っていましたが、今年は出発点があかんだな駐車場(P)に変更されていました。
朝6時に自宅を出発し、8時前に到着。8時20分発のバスに乗り込み、秋晴れの中を上高地へ向かいました。
幸運なことに、この日は快晴で風も穏やか。気温も適度で、一日中快適に過ごすことができました。


明神池から徳沢へ ― 紅葉の中をゆっくり歩く
今回の目標は、昨年歩いた明神池(約3km)よりさらに先の徳沢(片道約6.6km)まで歩くこと。
急ぐ旅ではなく、景色を楽しみながらゆっくりと進みました。
途中で見えた穂高連峰の雄大な稜線はまさに絶景。青空とのコントラストが鮮やかで、心が洗われるようでした。
10時過ぎに明神池に到着し、ベンチでコンビニで買った弁当を広げて昼食。1時間ほど休憩してから徳沢へ向かいました。
道中は緩やかなアップダウンが続き、初心者向けのトレッキングコースという印象でしたが、距離が長いため次第に太ももとふくらはぎに疲労を感じ始めました。



徳沢での充実感と帰路の苦労
徳沢に到着したときの達成感は格別でした。
帰りはややペースを落としつつも、16時前には上高地バスターミナルに戻ることができました。
ただ、そこで予想外の出来事が――。
「あかんだなP行きのバス最終列はここです」というプラカードを持った係員の方が立っており、なんと乗車まで約1時間半待ちとのこと。
紅葉シーズンの人気ぶりを実感しました。
歩数データが示す達成感
帰宅後、スマホのヘルスケアアプリを確認すると、驚きの記録が。
歩数:29,419歩、距離:12.63km、消費カロリー:約956kcal、運動時間:6時間超。
AppleヘルスとGoogle Fitの両方で記録が残り、ウォーキングの「ハートポイント」も290ポイントを超えていました。
3年前に心臓手術を受けた自分が、これだけの距離を歩けるとは――まさに自信の回復を実感した瞬間でした。
旅のハイライト
- 穂高連峰のくっきりとした山並み
- 梓川の透明な流れと紅葉のコントラスト
- 橋の下で遊ぶ猿の群れ(観光客が夢中で撮影)
- 外国人観光客の多さ(特に欧米・中国からの来訪者)






おわりに ― 次なる挑戦へ
上高地の紅葉と穂高の峰々、そして2万9千歩という数字が教えてくれたのは、
「体は鍛えれば応えてくれる」という確信でした。
今年の夏に登れなかった乗鞍岳の悔しさも、この上高地ウォークで少し癒されました。
足の筋肉痛すら、充実の証として嬉しく感じています。
次は、もう少し体を鍛えてから、また新しいトレッキングに挑戦したいと思います。
活動データ(10月23日)
- 歩数:29,419歩
- 距離:12.63km
- 消費カロリー:956kcal
- アクティブ時間:6時間1分
- 心拍ポイント:290pt
