会場と大会概要
昨日、第60回全国「しんぶん赤旗」囲碁・将棋大会 岐阜県大会に参加してきました。
先日行われた飛騨地区予選で好成績を収めた結果、県大会出場の機会をいただきました。
会場は岐阜市の日本共産党岐阜県委員会で、昨年に続いて2回目の訪問となります。
自宅からは片道2時間ほど。
しかし、ナビのおかげで迷うことなくスムーズに到着できました。
受付は午前9時半、開始は10時から。
囲碁と将棋が同じ会場で同時開催され、将棋はA級とB級に分かれて対局が行われました。

参加費・待遇に驚き
驚いたのは、参加費が無料であることです。
通常なら1,500円程度かかりますが、今回は昼食の無料配布に加え、交通費まで支給されました。
さらに、昨年も同様の手厚い待遇があり、主催者の熱意と参加者への配慮が伝わってきます。
このような支援のおかげで、参加者の多くが安心して対局に集中できる環境が整っていました。
ルールと進行
- A級:参加者8名。4局を戦い、スイス方式で順位決定。
- B級:参加者4名。総当たりのリーグ戦で、1人3局。
- 持ち時間:各20分、使い切ると1手30秒秒読み。
- 囲碁:トーナメント方式。
立会人として囲碁・将棋それぞれに審判がつき、不明点があれば裁定してくれます。
また、A級戦の優勝者には全国大会出場権が与えられ、交通費・宿泊費が支給されるとのこと。さらに将棋ではプロ棋戦「新人王戦」参加資格や六段免状の申請資格まで得られるという特典付きです。
参加者の特徴
今回、特に印象に残ったのは世代構成の違いです。
囲碁は高齢者が多く、将棋は20〜30代の若手が大半を占めていました。
まさに今が指し盛りの世代です。
したがって、今後岐阜県代表を目指すには、彼ら若手を上回る実力をつける必要があります。
そのため、私は大きなやりがいとともに、改めて気を引き締めました。


A級戦のベスト4による対局模様
対局結果と表彰
私はB級に出場し、2勝1敗で準優勝という結果でした。
しかし、今回は満足できる内容ではありません。
勝負所で最善手を指せなかったことが悔やまれ、改めて自分の未熟さを痛感しました。
それでも、敗戦を糧に次につなげたいという気持ちは強まりました。
この悔しさを原動力に、次回こそ完全優勝を目指します。

観戦と感想
自分の対局を終えたあと、私はA級の熱戦を最後まで観戦しました。
その結果、柴崎さんが4戦全勝で優勝し、全国大会への切符を獲得。
しかも昨年も岐阜代表として全国ベスト8に進出しており、その実力には改めて感服しました。
彼の落ち着いた指し回しには学ぶ点が多く、自分の課題も明確になった気がします。
やはり、上級者ほど冷静で一手の重みを大切にしていると感じました。


A級戦の表彰式
大会を終えて
今回の参加を通じて、来年こそA級に再挑戦したいという思いが強まりました。
去年のようにもう一度上位を目指し、全力で盤上に向かいたいと心から思います。
そして、運営を支えてくださったスタッフや審判の方々に、心より感謝申し上げます。
皆さんの尽力があってこそ、この大会は成り立っています。
帰り際には、「しんぶん赤旗」当日号と日曜版をいただき、午後3時半過ぎに会場を後にしました。
長い一日でしたが、充実感と満足感に満たされ、実りある一日となりました。

