はじめに
将棋に関するトピックがありましたので、久しぶりの投稿です。昨日、飛騨高山で開催された「第1回飛騨清流戦」に参加してきました。会場は高山市民文化会館で、まず9時半に受付、そして10時対局開始という流れでした。

参加の背景
昨年10月6日の「赤旗将棋名人戦岐阜地区大会」以来、約4カ月ぶりの大会参加です。もっとも、この間も将棋ソフトでの対局は日々継続しており、腕は大きく鈍っていないはずだと感じていました。とはいえ、チェスクロックを用いた対面対局は久々で、やや不安もありました。
大会形式とルール
参加者は計14名。一般1500円、シルバー(私)は1000円で昼食付きでした。まず4名・4名・6名の3ブロックに分かれ、各自が3局または5局の総当たり戦を行います。持ち時間は20分、以後は1手30秒の秒読みです。さらに、双方入玉となった場合は審判員の判定で駒の多い側が勝ちとなります(飛車・角は各5点相当と推定)。
対局結果と手応え
私のブロックは4名による総当たり戦でした。結果として、まず全勝で通過。さらに他ブロックの全勝者との優勝決定戦に進み、そして勝利。つまり、第1回飛騨清流戦で優勝することができました。表彰式では3位までが賞状と記念品を授与され、記念撮影も実施。なお、賞品は「とさ洛味堂」のお菓子で、パッケージにも特別感がありました。


強敵との対局と思い出
全体を通して、対戦相手の方は皆さん強く、全員有段者と思われます。特に印象に残ったのは3局目に対戦した小学生の男の子との対局です。私が先手で石田流の3間飛車に振る展開となりましたが、いきなり角交換を仕掛けられ、思わぬ乱戦となりました。序中盤は苦しい展開で、一時劣勢になりましたが、最終的には逆転勝ちすることができました。本当に強いと感じる相手でした。対局後、学年を尋ねると小学3年生とのことでした。私はお父さんに「将来、高山の藤井聡太になれますよ」と声をかけたところ、喜んでおられました。両親付添で、微笑ましい感じがして、気分が和みました。全体的にこの大会は、アットホームな感じがして良かったです。
この子との対局を通して、自分がかつて将棋を教えていた小学3年生の男の子を思い出しました。2020年から2024年3月まで約5年間熱心に指導していた子で、その子も非常に有望です。いずれ、このレッスンについても思い出を振り返りながら書いてみたいと思います。


将棋教室との新たな出会い
対局後、主催者の方から「毎週日曜日に将棋教室を開いているので、ぜひ覗いてみませんか」と声をかけていただきました。掲示板には「8時半 将棋教室開催」とあり、まずは見学からでも参加してみるつもりです。あの小学生とも、もう一局指してみたい気持ちが高まっています。
今後の目標と抱負
私は、年齢と脳の老化は必ずしも比例しないと考えています。だからこそ、今後の大会でも結果で証明したい。実際、昨年9月15日に同じ高山市民文化会館で開催された「赤旗将棋名人戦」でも優勝しています。したがって、当面の目標は飛騨地区No.1の確立です。
もっとも、最終目標は岐阜県大会優勝からの全国大会出場です。そのためにも、まず参加機会を増やし、実戦勘と勝負勘を磨いていきます。次戦は5月開催予定の「飛騨地区名人戦」。そこでの成果を、次のステップにつなげたいと思います。
結びに
今回の優勝は、継続した学習と実戦の積み重ねが結実したものです。そして、若い才能との出会いは、自分の成長意欲をさらにかき立ててくれました。つまり、「学び続ける限り、強くなれる」。その確信を胸に、次の盤面へ向かいます。




