将棋講師として伝えたかったこと
かつて私は、レッスン教室「サイタ」に一時籍を置き、将棋の講師をしていたことがあります。今回はその講師時代を振り返り、私が特に力を入れて教えていたことについて記してみたいと思います。
生徒さんは全員、将棋のルールや駒の動かし方は既に理解している方々でした。まったくの初心者というわけではありませんが、実力的にはまだまだこれから、という段階の方ばかりでした。
初心者への指導には、様々な方法がありますが、私の場合は「詰将棋」「手筋」「実戦」の三本柱で教えていました。もちろん、生徒さんには強くなってほしいという思いはありましたが、それ以上に「将棋を楽しんでほしい」という気持ちを大切にしていました。
何事にも言えることですが、特に習い事というものは、義務感や強制で身につくものではありません。だからこそ、知識を一方的に押し込むのではなく、興味を持ってもらい、楽しんでもらえるように心がけていました。
そして、将棋の奥深さや楽しさを実感してもらうには、実戦に勝るものはないと考え、実戦形式の指導を中心に据えていました。生徒さんのほとんどが級位者でしたので、最初は駒落ちからスタートします。
駒落ち将棋とは、棋力に差がある場合に、上位者が駒を減らしてハンデをつけて対局するものです。私の当時の棋力は四段、相手は級位者だったため、多くの場合「飛車角落ち」での対局が主でした。
このようなハンデ戦には、先人たちが築いてきた「駒落ち定跡」と呼ばれる優れた戦法があります。特に「二枚落ち」に関しては、詰みまでの流れが定跡化されています。こうした戦法をベースに、実戦を通じて少しずつ力をつけてもらうのが私のスタイルでした。
将棋レッスンの具体的な風景については、また別の機会に詳しく触れてみたいと思います。
春の風景と心の変化
昨日は、私の住む町で春祭りが行われました。場所は諏訪神社。お濠のある城跡で、毎年この時期に神事が執り行われます。
祭りの前日、18日には、夜通しで神社に滞在する当番があり、2人交代で務めることになっています。当日は笛や太鼓が鳴り響き、神輿や獅子舞と共に行者が街を練り歩きます。今年も見物に出かけてきました。毎年見慣れている光景ではありますが、やはり心が躍ります。
昨年度までは地区の組長をしていたため、このような行事があると準備などで何かと忙しかったのですが、今年度は役目を終えたので、内心ほっとしています。


花咲く季節に思うこと
本日は、散歩コースである飛騨川公園を訪れました。先週は桜が満開でしたが、今日はすっかり散ってしまい、葉桜になっていました。それでも歩いていると、ひときわ目を引く、まだ満開の桜に出会いました。
ソメイヨシノではないことは明らかだったので、気になってグーグルレンズで調べてみると、「カンザン」という遅咲きの桜であることがわかりました。艶やかで、他の桜に引けを取らない美しさです。
さらに進むと、今度はチューリップが一面に咲いている景色に出くわしました。以前、砺波市のチューリップ祭りに2度ほど訪れたことがありますが、それに勝るとも劣らない見事な咲きぶりでした。




さらに進むと、今度はチューリップが一面に咲いている景色に出くわしました。以前、砺波市のチューリップ祭りに2度ほど訪れたことがありますが、それに勝るとも劣らない見事な咲きぶりでした。


花に込めた思い
ここで、ちょっとした「心の問いかけ」をしてみます。
花を見て、あなたが連想する言葉はどれでしょうか?
- 美しい
- 儚い
- それ以外
今の私の心境としては、迷いなく「1. 美しい」です。
「儚い」とは思いません。なぜなら、また来年も咲いてくれるからです。
だからこそ、私はこうして前向きに、ポジティブに生きていこうと感じています。