前立腺がん治療方法の変更について
真夏の8月、私は思い切って前立腺がんの治療方法を変更する決断をしました。
当初は放射線療法を選び、高山赤十字病院でホルモン療法を2回受けました。
しかし、再考の末、放射線治療を中止し、手術による根治を選択しました。
主治医とも十分に話し合い、この変更を受け入れてもらいました。
治療方法変更の理由
放射線治療は長期にわたる点が大きな課題でした。
主治医の説明によると、まず約2年間のホルモン療法を行い、その後に放射線治療を追加するとのこと。
つまり、治療全体で3年ほどかかる見込みでした。
それに対し、手術なら短期間でがんを取り除ける可能性があると判断しました。
この点が、決断の決め手になりました。
経過観察という選択肢
前立腺がんの治療には、手術や放射線、ホルモン療法のほかに「経過観察」という方法もあります。
私もできれば自然に経過を見守りたいと考えました。
ところが、主治医からは「進行が極めて遅い初期がんにしか適用できません」と説明されました。
私の場合はそれに該当せず、治療を進める必要がありました。
気持ちを切り替え、最善を尽くすために手術を選びました。
手術決定までの経緯
7月30日
高山赤十字病院の泌尿器科で、放射線治療の中止と手術希望を伝えました。
その場で中部国際医療センターへの紹介状を依頼。
8月5日
紹介状を持参し、中部国際医療センターで手術を正式に依頼しました。
医師からは「胃がん手術の既往があるため多少のリスクはある」との説明を受けましたが、方針は手術で確定。
検査を終え、入院日を9月4日、手術日を9月5日に決めました。
8月30日
麻酔科・歯科口腔外科・泌尿器科で手術前説明を受け、ロボット支援手術の内容も詳しく確認しました。
そして、いよいよ明日から入院生活が始まります。

