前立腺がん手術と14日間の入院記録【回復までの全経過】

前立腺がん

手術前日(9月4日)〜入院手続きと準備〜

9:20 病院に到着し、患者支援センターでパジャマなどの備品を受け取りました。
その後、歯科口腔外科で簡単な検査を受け、8階の個室(1泊11,000円)へ案内されます。

午後からは点滴が始まり、2時間分を3回実施。14:20には下剤を2回に分けて服用しました。
緊張感はありましたが、手術に向けた心の準備が徐々に整っていきました。
そして、この夜は翌日の手術に備えて静かに体を休めました。


手術当日(9月5日)

6:00 起床後、体温と血圧を測定し、アルジネードウォーターを2本飲みました。
7:20には浣腸を行い、血栓予防の靴下を着用。再び点滴を開始します。

9:00 手術室へ移動。背中から痛み止めを注入(除去予定は9月7日)。
9:30 手術開始、13:30に無事終了しました。

手術は成功し、その後は集中治療室(ICU)に移動。酸素マスクや腹水除去チューブ、2本の点滴、尿道カテーテルなどが装着されました。
全身の倦怠感はありましたが、安堵感のほうが大きかったです。
その夜は体を動かすこともままならず、ただ静かに回復を願いました。


術後経過とリハビリ開始(9月6日〜9月10日)

9月6日
大部屋へ移動し、背中のチューブを除去しました。
ただし血圧が下がったため、この日はリハビリを延期。
ようやく初めての食事をとることができました。
しかし、まだ本調子とは言えず、体の重さを実感しました。

9月7日
点滴が終了し、朝食を再開。午後から歩行リハビリが始まりました。
一歩ごとに体力の衰えを感じつつも、歩けたという喜びがありました。
その後、短い距離でも自分の足で歩けることが自信へとつながりました。

9月8日
睡眠不足が続いたものの、散歩リハビリを実施。
左腹部に痛みは残りましたが、気分転換になりました。
さらに、病棟の窓から差し込む光を見て、少しずつ回復への実感を得ました。

9月9日
痛みは10段階中3程度まで軽減。
窓の外の景色を楽しみながら、軽い筋トレも開始しました。
その後の検査でも異常は見られず、快方へ向かっていることを実感しました。

9月10日
尿道カテーテルを除去。尿失禁があるため、オムツカバーを使用。
一方で、体が手術後の生活に順応していく感覚を覚えました。
そこで、「焦らずに回復を待つこと」が今の自分に必要だと感じました。


退院に向けた最終調整(9月11日〜9月14日)

9月11日
尿失禁治療に関する講義を受け、尿残量の測定結果も良好。
抜糸が行われ、退院日が正式に決定しました。

9月12日
尿意の感覚が徐々に戻り、骨盤底筋体操を再開。
さらに、看護師による尿漏れケアのサポートを受けました。

9月13日
尿意が明確になり、尿漏れの量も減少。翌日の退院が確定し、期待と緊張が入り混じった一日でした。

9月14日(退院日)
退院時には「運動後の尿漏れに注意」など、生活上退院に向けた最終調整(9月11日〜9月14日)

9月11日
尿失禁治療に関する講義を受け、尿残量の測定結果も良好。
抜糸が行われ、退院日が正式に決定しました。
その後、退院後の生活指導もあり、次のステップを意識する時間となりました。

9月12日
尿意の感覚が徐々に戻り、骨盤底筋体操を再開。
さらに、看護師による尿漏れケアのサポートを受けました。
こうして、少しずつ退院への準備が整っていきます。

9月13日
尿意が明確になり、尿漏れの量も減少。翌日の退院が確定し、期待と緊張が入り混じった一日でした。
一方で、「本当に自宅で大丈夫だろうか」という不安もよぎりました。

9月14日(退院日)
退院時には「運動後の尿漏れに注意」など、生活上のアドバイスを受けました。
今後の外来通院スケジュールも確認し、晴れて病院を後にしました。
こうして、14日間の入院生活に一区切りがつきました。のアドバイスを受けました。
今後の外来通院スケジュールも確認し、晴れて病院を後にしました。


まとめ 〜入院生活を振り返って〜

手術が無事に終わったことへの感謝の気持ちが、まず最初に湧き上がります。
胃がんの開腹手術と比べて痛みは軽く、流動食期間も短かったため、体への負担は少なめでした。

尿漏れについては事前に説明を受けていたとはいえ、やはり不快感がありました。
しかし、骨盤底筋トレーニングを継続すれば改善が期待できると信じています。

食事は塩分控えめながらも美味しく、病院食の印象が大きく変わりました。
また、入院中はiPadとイヤホンが欠かせない存在に。テレビは一度もつけませんでした。

さらに、8階病棟は前立腺がん専用、上階が胃がん専用と分かれており、セキュリティ体制も万全。
入室と同時に自動ロックが作動し、患者が自由に出歩けない仕組みには感心しました。
まさに「大病院の安心感」を実感できる環境でした。


退院後の予定 〜将棋大会に向けて〜

退院当日、本来出場予定だった「赤旗将棋名人戦(飛騨地区大会)」は9月22日に延期されていました。
すぐに電話で参加予約を完了し、体調を整えて次なる舞台に挑む準備を進めています。
その後の大会が、リハビリの目標にもなりました。


前立腺がん手術と入院生活を振り返って 〜ロボット手術(ダヴィンチ)の体験〜 の詳細はこちら

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